トップ > モーグル/デュアルモーグル > 競技紹介

競技紹介

MOGULS モーグル

攻撃的なターンと、3次元トリックが見物 

五輪種目でもあるため、フリースタイルスキーの中で最も人気が高く競技人口が多い。急なコブ斜面を正確、かつスピーディーに滑り降り、途中2カ所に設置されたエア台を飛びトリックを披露するなど高い身体能力が求められる種目だ。ターンの精度、速さ、エアの難易度、完成度が採点基準となる。ソルトレーク五輪後、エアに対するルールが変更され一時エア偏重の傾向があったが、‘07~’08シーズンからターンの優劣が重視されるルールに変わった。現在、男子はオーストラリアのデール・ベッグ-スミスが絶対王者として君臨し、これをフランス勢、カナダ勢が追っている状態。女子日本の上村愛子がワールドカップ種目別総合チャンピオンに輝いている。

DUAL MOGULS デュアルモーグル

モーグルの原点である、対戦形式の戦い

決勝をトーナメント形式で行うモーグルのことだ。予選はシングルで行い、決勝進出者は2名同時に滑り、勝者は次にコマを進める。これを繰り返し優勝者を決める種目だ。そもそも初期世界選手権では決勝のみデュアル形式で行われていた(‘91年レイクプラシッド大会まで)。つまりこれこそモーグルの原点なのだ。なお、独立した種目として世界選手権に復活したのは’99年マイリンゲン大会から。あくまで対戦相手より優れていることが条件なので、仮に途中で転倒しても勝者となる可能性がある。また、先にゴールしても勝ちとは限らない。誰と誰が戦うのかという組み合わせの面白白さもこの種目だけの魅力。結果的にモーグルの上位選手が表彰台にあがるケースが多いが、トーナメントの妙で番狂わせが起こることも珍しくない。

試合の流れ&順位決定方法

予選も決勝も1本勝負!予選上位の12名あるいは16名が決勝ラウンドを戦う。順位は、ターン、エア(ジャンプ)、滑走タイムの3要素から、30点満点の得点がはじき出され決定される。ターンは5人の審判が5点満点で採点し、最高と最低点がカットされる。よって、5点×3の15点が満点となる。エアは、2.5点満点で採点され、技の難易度点を掛け合わせる。上下2つのエアポイントが足され、満点は7.5点。2人の審判による採点の中間を採用する。タイム点は、コース長を変数とする計算式があり、滑走タイムを組み込めば自動的に計算される。満点は、7.5点。 よってターン点(ジャッジ3名)+エア点(ジャッジ2名)+タイム点=総合得点

コース

長さ235m±35m、平均斜度28度±4度というのが規定。この中に2箇所にエア(ジャンプ)台が設置される。1つ目のエア台がスタートから15%、2つ目のエア台がゴールから20%の位置が目安となる。中間セクションが長くなり、よりシビアなターン技術、スピード制御が求められるようになった。

観戦ポイント

第2エア台付近で観るのがモーグル観戦の王道かも・・・。

モーグル/デュアルモーグル

ダフィーコースは至難の坂

FISワールドカップフリースタイルのモーグルコースには難しいコースがいくつか存在するが、しかしそれも ‘ダフィー’コースには及ばない。世界には、1991年FISフリースタイル世界選手権大会のために建設され たアメリカニューヨークプラシッド湖の‘ウィルダーネス’、2002年冬季オリンピック大会建設のアメリカパー クシティ、ディアバレーの‘チャンピオン’、2010年大会用カナダサイプレス山の新しい‘オリンピック’コース といった名をもつコースが他にもあるが、2009年FISフリースタイル世界選手権大会会場となる日本、猪 苗代の‘ダフィー’コースと比較できるようなところはまずない。

1988年からこのゲレンデでは32ものモーグルワールドカップが開催されており、リステルスキー場では 1998年から毎年競技大会が行われている。

フリースタイル垂直ジャンプのオールドスクールから名付けられた‘ダフィー’コースなど、誰にとっても悪夢 のように聞こえるが、モーグルワールドカップのベストスキーヤーにとっては違う。このコースの古い学校は 存在しないが、1992年アルベールビル冬季オリンピック大会金メダリストDonna WEINBRECHT(アメリ カ)、1994年リレハンメル冬季オリンピック大会金メダリストStine Lise HATTESTAD(ノルウェー)、1998 年長野大会銅メダリストMITTERMAYER Tatjana(ドイツ)や、男子1992年アルベールビル冬季オリンピッ ク大会金メダリストEdgar GROSPIRON(フランス)や銅メダリストNelson CARMICHAEL(アメリカ)などの オールドスクールチャンピオンによってそれは検証されている。

ワールドカップ参加資格をもつ者でない限り、正気の人間なら誰もこの坂を滑らない。スキーリフトの頂上で 左にターンせず右にターンし、絶対にそこにいたくないといった場所に降り立つ。そこから抜け出せる道は あるが、ただしそれは文字通りの直下降である。

モーグルコースを難しくするのは何なのか。それは主として坂の険しさであり、フリースタイルでは角度で表 わされる。ダフィーコースの坂は、スタートからフィニッシュまで平均して約30度ある。第1ジャンプのランデ ィング地点は実際には33度あり、中間セクションでは39度になるところもある。それ以外は27度で、ゴー ル直前では25度と‘平らに’なる。スタート直後は実際のところ36度で、エアリアルのランディング地点にも 同角度をもつものがあるほどである。そしてその角度が37mほど先の第1エア台まで続く。

多くのスキーヤーは、トップからボトムまで途切れることなく滑るというよりもむしろ、やってみること、そのス タートを切ることでさえ怖がるはずである。今日多くのトップスキーヤーがこのコースを無傷で切り抜けるこ とはない。競技のスコア(ターン、エア、スピードで構成)がこのコースがどれだけハードであるかを物語って いる。

本来ならコースは200mと短く、それがFISのモーグルコース長最低限であるのだが、今シーズンそれは 225mと長くなった。今シーズンの競技会では、選手権大会の全局面をテストするという理由から、それが 世界選手権大会の規定最低限の長さとなったのである。

翌年の世界選手権大会でこのコースを制するスキーヤーが、2010年2月のバンクーバー冬季オリンピック 大会の表彰台をも可能にするであろう。

ワールドカップチャンピオン、世界選手権チャンピオン、そしてオリンピックチャンピオンはほとんどが、ここ で勝利した者か、ダフィーコースを制し表彰台にあがった者なのだ。【ジョセフT・フィッツジェラルド】

1988年から2008年までのワールドカップ猪苗代大会結果

Date Ladies Men's
Rank 1 Rank 2 Rank 3 Rank 1 Rank 2 Rank 3
16-02-2008 UEMURA Aiko (JPN) SUDOVA Nikola (CZE) TORITO Emiko (USA) BEGG-SMITH Dale (AUS) UENO Osamu (JPN) BABIC David (USA)
COLAS Guilbaut (FRA)
17-02-2007 HEIL Jennifer (CAN) ROARK Michelle (USA) ST.PIERRE Stephanie (CAN) ROBERTS Nathan (USA) BOWMAN-KIRIGIN Jay (USA) TSUKITA Yugo (JPN)
05-03-2006 HEIL Jennifer (CAN) LAOURA Sandra (FRA) UEMURA Aiko (JPN) RONKAINEN Mikko (FIN) OZAKI Kai (JPN) ROUSSEAU Pierre-Alexandre (CAN)
06-02-2005 HEIL Jennifer (CAN) SATOYA Tae (JPN) TRAA Kari (NOR) BLOOM Jeremy (USA) CABRAL Travis-Antone (USA) NONOGAKI Hiroki (JPN)
05-02-2005 VOGTLI Jillian (USA) MARBLER Margarita (AUT) KEARNEY Hannah (USA) BLOOM Jeremy (USA) BEGG-SMITH Dale (AUS) UENO Osamu (JPN)
15-02-2004 MARBLER Margarita (AUT) HEIL Jennifer (CAN) TRAA Kari (NOR) CABRAL Travis-Antone (USA) DAWSON Toby (USA) RONKAINEN Mikko (FIN)
14-02-2004 MARBLER Margarita (AUT) HEIL Jennifer (CAN) VOGTLI Jillian (USA) DAWSON Toby (USA) SCHIMAN Jim (CAN) BLOOM Jeremy (USA)
15-02-2003 TRAA Kari (NOR) ROARK Michelle (USA) LAOURA Sandra (FRA) CABRAL Travis-Antone (USA) RONKAINEN Mikko (FIN) GLUSHENKO Vitali (RUS)
03-03-2002 HEIL Jennifer (CAN) TRAA Kari (NOR) UEMURA Aiko (JPN) RONKAINEN Mikko (FIN) BLOOM Jeremy (USA) TSUKITA Yugo (JPN)
03-02-2001 TRAA Kari (NOR) UEMURA Aiko (JPN) BAHRKE Shannon (USA) LAHTELA Janne (FIN) ROUSSEAU Pierre-Alexandre (CAN) CABRAL Travis-Antone (USA)
05-02-2000 BATTELLE Ann (USA) ELFMAN Marja (SWE) SCHMITT Sandra (GER) LAHTELA Janne (FIN) TSUKITA Yugo (JPN) OVERAA Stian (NOR)
17-02-1999 SATOYA Tae (JPN) ELFMAN Marja (SWE) ROARK Michelle (USA) LAHTELA Janne (FIN) ROCHON Stephane (CAN) MARTIN Caleb (USA)
17-02-1999 BATTELLE Ann (USA) ELFMAN Marja (SWE) UEMURA Aiko (JPN) JOHNSON Ryan (CAN) BRASSARD Jean-Luc (CAN) LAHTELA Janne (FIN)
29-02-1992 WEINBRECHT Donna (USA) HATTESTAD Stine Lise (NOR) MITTERMAYER Tatjana (GER) GROSPIRON Edgar (FRA) CARMICHAEL Nelson (USA) ALLAMAND Olivier (FRA)
10-02-1990 WEINBRECHT Donna (USA) MITTERMAYER Tatjana (GER) MORODER Petra (ITA) GROSPIRON Edgar (FRA) ENGELSEN EIDE Hans (NOR) MARTIN Chuck (USA)
30-01-1988 MORRISSON Leelee (CAN) MONOD Raphaelle (FRA) HATTESTAD Stine Lise (NOR) KELLOKUMPU Martti (FIN) GROSPIRON Edgar (FRA) BERTHON Eric (FRA)

PAGETOP